オーロラになれなかった星たちのために 2008/06/25 (Wed)

今回は私に似合わず、詩なんか書いちゃいます。

駄文なんで、どうぞご覚悟の上、お読みください(笑


では、
私の隣人に捧ぐ。

こんな私を好きだと言ってくれた貴方へ。

この世で

オーロラになれなかった人は
何人いるだろうか





暑い夏の日

誰も私を知らない街に

電車を乗り継ぎ

乗り継ぎ

行ってみたい



冷房の効いた車内から

ひとすじ、飛行機雲が見えるのはいい



夏の昼下がり

田舎の雑木林の小路を

自転車で

道の先にある駄菓子屋まで

駆け下りていくのも楽しい



夕暮れ

ひぐらしが啼くのを聞きながら

友達と喋るのもいい

晩御飯だと

私たちを呼ぶ声が聞こえる



夜

見上げる空には

満天の星

天の川がはっきりと見える

それはまるで

オーロラのようで――・・・




オーロラになれなかった星でさえ

夜空いっぱいに輝いている


オーロラにならなくてもいい



輝く星になればいい

一つでも

光の届く星になれ―――・・・